ストラッポの実習
12月8日10日12日の3日間でトラッポの実習をします。9日(日)も対応できます。
ストラッポとはフレスコ画を描いたあとで、乾燥してから、表面だけを剥がして他の支持体に移し替えることです。
本来は修復の技術ですが、イタリアのフィレンツェで、アルノ川の氾濫があった時、町中の教会の壁画は水浸しになり、傷みが激しくなり、それをきっかけに壁画を剥がして保存しようという考え方が強くなって、多くのフレスコ画が剥がされました。
現在では壁画はその場所で保存しようという考え方が修復の基本になっています。
私たちはその方法を、フレスコ画の軽量化として発表の時に使っています。
今回はラボで描いたパネルと、ジブリ美術館の天井フレスコ画を作ったときに練習で作ったパネルを使用して、ストラッポの実習をします。
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