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2011年6月24日 (金)

魚釣り星

さそり座の和名である。
星座と言えば、ギリシャ神話に出てくる有名な名前達が、月々の星占いにも使われて、なじみがあるが、和名がついている。


さそり座全体の和名

★魚釣り星 (うおつりぼし)
★鯛釣り星 (たいつりぼし)
★漁星 (りょうぼし)
★釣り星 (つりぼし)
“魚釣り星”“鯛釣り星”は,広島・山口・愛媛・香川など瀬戸内地方の漁師たちの間で呼ばれた名前で,さそり座のS字型を釣り糸と釣り針に見立てている。さそりの尾のピンと跳ねた部分が釣針。
同じ見方は各地にあって,“漁星”は倉橋島,“釣り星”は石川県能登地方。
南へ行くと,喜界島で“フスクーバイ”(その名の魚の針)と呼び,那覇地方では“イユチーヤブシ”(魚釣り星)“ヤキナマギー”(焼野の釣針)と呼ぶ。
また,南太平洋ポリネシアでも,さそり座を空にかかった釣針と見ている。この伝説では,さそり座は神人マウイが海の中からニュージーランド北島を釣り上げた時の釣り針である。
★柳星 (やなぎぼし)
広島県呉市で見つかった名前で,さそり座を枝の垂れた柳の姿に見立てている。

とあった。

日本は、古から天体についても、独自の見方、とらえ方があるはずで、西欧に学ぶところがあったために、明治維新の時に和の捉え方を否定して、より合理的、論理的な、解釈や見方を教育してきたように思う。
それは、美術の世界でも同じで、鎖国をしていた江戸時代に育んだ、日本独自の空間のとらえ方を捨て、たとえば西欧の、一点透視図法を用いた、画面つくりを学んだ。西欧においても、空気遠近法やそれ以外の精神的遠近法を抑えて、一点透視図法が浸透することによって、絵画はより不自由な世界になったと考えてもよいだろう。
いわゆるデッサンを確立し、それをクリアーすることによって美術が構成されるようになったのではないか。

もう一度価値観を広く持って、一神教のような、単一の世界かはみ出して、自由になってみてはどうだろう。++

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植木鉢のフレスコ研修会
 先日の6月、お天気の日に、私が所属している会の方に、ブオンフレスコの方法で大野先生に教わったフレスコ画法での植木鉢作りを研修しました。
 参加者は6名ほどですが、和やかな雰囲気で、まずお庭で植物をスケッチし、それをトレースし、フレスコ画法で描写しました。鏝を使って、漆喰を塗ったりし、初めての体験も多く、皆さん感動を交えながら、かなり真剣に描いていました。
 今回は本当に「初めてのフレスコ画」という研修会でした。
またやりたいという声もありましたので、ズクラフィートに挑戦したいと思うと同時に、今回は少人数でしたが、更に大勢にも教えていきたいです。

投稿: 現代フレスコ | 2011年6月24日 (金) 17:49

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