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2011年7月

2011年7月28日 (木)

お詫び

壁画LABOのホームページおよび、フレスコ友の会のホームページは、今日から4日間ほどアクセスできない状態です。
申し分けありません。

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大森貝塚

先日、東京都大森貝塚保存会副会長の桑原さんにお会いした。
ア・フレスコが行っている、大田区の町歩きのコースに、大森貝塚を入れて、お話を伺いたいという思いで、連絡を取らせていただいた。
さすがに、大田区、山王地区については詳しい情報をお持ちだ。
大森貝塚については、大森駅に縄文土器のことや、貝塚の碑が二つあることなど伺い、今年の秋に、ご案内いただくことになった。

9月には下記のような催し物がある。

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2011年7月25日 (月)

放射能と食について

http://www.mag2.com/m/0001313672.html

放射能の影響を少なくする食べ物

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被災地支援―家電製品

7月第4土曜日、壁画ラボのフレスコワークショップの時にメンバーのZ子さんから、早稲田大学が中心となって家電製品を被災地に送るプロジェクトが立ち上げていることを聞いた。
拠点がいくつかあるというので、さっそく大田区の拠点を調べたところ、下丸子にある、柳ケ瀬都会議員の事務所が扱っていることが分かった。電話で申し込みをした。
そして昨日、日曜日に秘書の橋本氏と共に合計4人の男性が来て、背丈180㎝の冷蔵庫を車に運び入れた。
自分の住所と名前、電話番号と簡単なメッセージを書いて書類を作った。「ところで、このプロジェクトをどうして知ったのですか?」と質問があったの、前日の話をした。冷蔵庫は今回石巻に持って行ってくれるそうだ。

募金をしても、配布するのに時間がかかって、なかなか届かない。衣類を送っても倉庫にいっぱいになって時機を逸する等、なかなか思いの通じないところ、このような形で、行き先の見えるプロジェクトがあると、支援のし甲斐もある。

東京都議会議員や、秘書の方に、選挙ではなく、このプロジェクトで出会えたのは良いことだと思った。

Z子さんは日曜日にボランティアで、活動をする予定だった。家電製品をクリーニングして現地へ運んで行ったのだろうか。

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2011年7月19日 (火)

被災地からの便り

支援物資を送った岩手から、返事か届きました。
皆様ご協力ありがとうございます。


「こちらも、連日30度以上の日が続いており、今日は35度になりました。
何もしなくても疲れます。

今日、荷物が届きました。
ありがとうございます。 毎日、洗濯物がいっぱいです。
自衛隊が、防疫処理を始めてくれて、ハエや蚊、幼虫などが減ってきています。
でも、本当は腐った魚を処分できれば完璧なのですが、、いまや液体状態で、
どうにもなりません。
本当に、少しずつですが前進しています。

タオルや、バスタオル、洗剤などは毎日使うものなので、本当に助かります。

子どもたちは、来週から夏休みになります。
地震で、学校を休んでいるので短いのですが、夏休みが始まります。」

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2011年7月17日 (日)

支援

前回の呼びかけに対して、ア・フレスコのKさんから、洗剤と下着等がラボに届いた。メッセージと一つずつ、ビニールの袋に入れてもらっていていて、心が温かくなった。前回は、下着もTシャツも女性物が多かったので、今回の男性物はまた喜んでもらえるだろう。

被災地の2つの避難所に送った。気仙町と、陸前高田の公民館の避難所に届く予定だ。

荷物を送るたびに、多くの人々の協力に感謝するとともに、私たちができることがあることを嬉しく思う。

我が家には、ユニセフから募金の要請の書類が届いた。アグネス・チャンが大使をつとめている。以前にも募金要請が来たことがあるが、その時には、後進国の為の募金と思っていた。今回、日本の大震災に向けてユニセフが支援をしてくれた。他国だけのためではなく、自国のためにも、僅かだが、募金をすることにした。

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2011年7月15日 (金)

命の賛歌―受賞

工房ポルトスのフレスコ画
日本漆喰協会の第6回作品賞をいただきました。ありがとうございます。
第1回の時にジブリ美術館の作品と大分県の津久見図書館に書いたフレスコ画で賞をいただいています。

今回の表彰は10月に長崎県の諫早で行われるそうです。

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2011年7月13日 (水)

工房ポルトス見学会

昨年制作した「工房ポルトス」のフレスコ見学会を開きました。
埼玉県さいたま市岩槻にある、「工房ポルトス」は、障害を持った子供たちと、そうでない人たちがともに集う場です。ポルトスの理念と独自の方法を持って障害児教育をプログラムしています。
ポルトスの代表、須賀さんは、その紹介の中で、子供だけでなく、大人も老人も、障害を持っている人たちもいろいろな人たちがお互いに刺激し合会い、ゆったりと自分と向き合い、心を癒し、自己を回復出せる場所としての施設でありたいということを述べられています。
この施設は、自然素材だけで設計・建築されていますが、昨年、増改築を進め、大広間ができました。その部屋にある大鏡の周囲をフレスコで飾りました。
≪命の賛歌ー祝福≫です。

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2011年7月 8日 (金)

被災地からの便り

先日、カフェ夜学のあとで、集まってくれた方々と、ア・フレスコの皆さんに、支援物資をお持ち下さいとメッセージを送りましたが、先週土曜日、ラボに沢山の物資が集まりました。

ア・フレスコのHさんに手伝ってもらって、3つの箱に詰めて、2カ所の避難所に送ることができました。お持ち下さった方々、手伝って下さった方に、心から御礼を申します。

一関の知り合いから物資が届いた御礼のメールが来ました。ここから気仙町の避難所に物資が届けられます。

メールによれば、気仙沼方面へ続く道の橋が津波に流されて、長い間迂回をしていたけれども、橋が復旧して気仙方面へ行くのが楽になったと。

ニュースでも知られているように、腐った冷凍魚が原因で、ハエが大発生して困っていたが、薬剤散布や、海洋沖への投棄で、段々減ってきたこと。

気温は連日30度を超えて、暑さに耐えていると言うこと。

「あじさいが見頃を迎え、子供達はそろそろ夏休み。

季節は変わりなく移っています。」とありました。

震災からもう4か月。

本当に季節はかわりなく、移っているのですね。大きな災難の中から立ち上がり、勇気を持って生きていく力を、私たちみんなで持ちたいと思います。人間の力は計り知れないに違いありません。

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2011年7月 6日 (水)

進藤妙子の展覧会

進藤妙子さんは現在銀座の「みゆき画廊」と「瞬生画廊」で個展を同時開催している。


みゆき画廊には春陽展に出品した大型の作品が、瞬生画廊には小型の水彩画を展示している。
最終日の今日、ご高齢の作者は瞬生画廊に、友人と思われる方々と歓談しておられた。
ここで見られた水彩画は、水彩紙の上に、色面と線のタッチが快く走り、この方の感覚の素晴らしさと、センスの良さを充分に伝えていた。私はみゆき画廊の大型の作品よりも、ずっとおもしろいと感じた。
「絵を描く」「絵を作る」ことの価値はその作者の自由がら生れ出るもののように思う。これらの水彩画群に出会えたことに感謝。

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アフガニスタン流出仏教壁画断片の修復展

アフガニスタン流出仏教壁画断片の修復展を見学してきた。今月の10日までなので、今のうちにと思って、午前中会館直後に入れるように、多少なりとも涼しいうちにと、芸大陳列室に出向いた。
数年前から、芸大、東京文化財研究所、筑波大学も含めて、アフガニスタンから、流出してきた壁画断片を修復し、また調査結果から再現模写を試みていたものの結果発表である。
修復の木嶋先生のチームと芸大壁画科も協力して、下地からの再現を試みていた。
展示は陳列館2Fだけを使って、規模は大きくないが、素人にもわかりやすい説明のついた展示となっていた。

復元時の材料には特に興味があるが、分析結果をもとに、下地には鉛白を主に使用して、クルミ油を接着剤としているとあった。油絵の原点という言い方で、物議を醸しだしたが、壁画を何で、留めるかについては、制作した地域によって入手しやすい材料をいくつも実験したに違いない。使用可能、つまり、接着でき、変色なく、できるだけ長時間保持できるものを探した結果であるはずだ。その中には、膠や、木の樹脂や等様々な溶剤が試みられたことであろう。
顔料については、我々が、多摩美術大学共同研究を行った時の、敦煌や、高松塚の顔料データと重複するものも多い。色数の制限とともに、その表現もシルクロード上に伝えられた一連の技法の中にあると思われた。
白に鉛白、赤に鉛丹、水銀朱 緑に緑青、そして、青にラピスラズリ、さらに緑にクリソコラが加わって、主な色彩がそろう。
多摩美術大学共同研究でも使用されたと推定した、現代の日本画のな色材、主たる5色を基本にする顔料の使い方と遠くないと思われる。フレスコの顔料に慣れたわれわれ油絵描きには色数の制限をいかに理解していくかが、制作時の鍵となった。期限7世紀~8世紀のものだとされていて、それは日本の高松塚と時期的にはそう遠くない。
下地には石灰を特に記していなかった。鉛白を敷いたとあるので、分けるなら、テンペラ系と言える。その下の土には、植物性のスサが混入され、動物の糞を層と層の間にかませて、接着している。表面の肌は細かい土による薄く、かなり、平滑な面で、堀の湾曲に沿って緩やかなカーブを描いていたとあるので、しっかりとした塗り付け道具を持っていたと思われる。

詳しくは、文化財保存修復学会発表要旨集2008年,P294~。同じく2009年,P138~.同じく2010年のP202~205にある。

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2011年7月 5日 (火)

支援物資

先日の「カフェ夜学」の時にも、「陸前高田から手紙が届いたので、支援物資をお願いします」というメッセージを流しましたら、ラボにたくさんの物資が集まりました。皆さんの温かい気持ちに心から感謝します。
現地の様子が分からないと、何かしたくても、何を送ってよいやらと悩み、山積みのいらない物資を捨てることもあると聞くと、悲しい思いになります。
幸いにも現地からのメッセージをもらえたので、動けました。
作業用のシャツやズボン帽子、下着等、それから洗濯洗剤、殺虫剤、タオル、バスタオル等が今必要なようです。

昨日、ア・フレスコのHさんに手伝ってもらって、荷作りをして、今日追加を入れて3箱を岩手に送りました。
皆さんありがとうございました。

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2011年7月 3日 (日)

大田区探検ー馬込文士村

NPO法人馬込文士村継承会の方々に案内をお願いして、ア・フレスコの仲間が、大田区を散策した。

大森駅を出発して、天祖神社―岡本太郎のマミフラワー、射的場跡…-山王会館―熊野神社ー大倉山公園、馬込文化センター解散

いつも通っている道も、文士村継承会の井上さん、矢野さんたちの案内で、歩いてみると、いろいろな深い歴史が詰まっていた。大森駅のある地域は、大田区の南端に近く、今は東京のはずれの駅、明治時代は大森駅のの東側はすぐ海で、西側の神社のある側が高台となって、すぐそばに海を眺められる地域だった。大森駅は切り妻式の屋根の付いたモダンな建物で、明治9年に作られたそうだ。そしてこの地域は政府の要人たちがこの地を好み、文化の薫り高い地域であったということに驚いた。駅正面の、心臓破りの急階段を上ると、天祖神社の境内だが、当然そこからは大森海岸が眺められた。脇の緩やかな階段を登ればレリーフパネルで、当時の大森駅が作られているのが見られる。、

山王会館は、大田区百景の油絵が展示されて、留学生の宿泊所として使われているということであった。文士村の展示があって、文化の香りが楽しめる。この建物の窓からも、現在の馬込地区が眺められるが、当然海が見えていただろう。
町を歩いて、話を伺うと、自分の町を知ることができる。大田区は23区の中でもまだ美術館のない区だけれど、立派な歴史を持った地域なのだと再認識した。

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天祖神社脇のレリーフ:旧大森駅


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熊野神社の神楽の舞台。

暑い2時間だったが、楽しみながら勉強ができた。継承会の方々ありがとうございました。


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2011年7月 2日 (土)

WIKIにこんな記事があった。

ホルミシス効果

ホルミシス効果(ホルミシスこうか、英: hormesis)とは、生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用のこと。ホルミシス(hormesis)とは、ギリシャ語のホルメ(horme)に由来する。このホルメはホルモンの語源でもある。意味は、「刺激する」である(英語では、to excite)[1][2]。特に自然放射線の人体への健康効果を指す場合は、放射線ホルミシス効果(Radiation hormesis)、また放射線ホルミシス学説ともい[3]。ホルメシスとも表記される。

目次 [非表示]
1 概要
2 LNT仮説とホルミシス仮説
3 電力中央研究所による放射線ホルミシス効果検証プロジェクト
3.1 分子レベルにおけるホルミシス効果
3.2 細胞レベルにおけるホルミシス効果
3.3 個体レベルにおけるホルミシス効果
4 環境放射線の積極的な利用としての放射能泉
5 問題点
6 理論的課題と評価
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク
概要 [編集]

放射線ホルミシス仮説とは、1978年、ミズーリ大学のトーマス・D・ラッキー生化学教授が発見し、アメリカ保健物理学会誌1982年12月号上で発表した学説である[4]。この仮説では、低線量の放射線照射は、体のさまざまな活動を活性化するとされる[4]。ただし、WHOは低線量であっても天然ラドンの放射線の危険性を指摘しており[3]、また米国もそれに倣うなど、主流の学説ではない。

原子力産業では、放射線の危険性を控えめに扱い、ホルミシス概念の普及を続けており[5]、放射線関連の病気に対する知見が確立されるに連れて、線形非閾値モデル(LNTモデル)に基づく放射能の影響を否定するためのキャンペーンが始まり、チェルノブイリ原子力発電所事故以後、ある科学者達は人以外の系における低線量効果に基づいてチェルノブイリのような線量は人間や全ての生物にとってためになるとの主張を始めて、LNTモデルなど現代の放射線生物学のいくつかの概念の改訂を試みる活動が続けられている[6]。

近年では、日本の電力中央研究所[7][8]やマサチューセッツ大学のエドワード・キャラブレスらが継承して研究している[9]。

LNT仮説とホルミシス仮説 [編集]

従来、放射線の生物への影響に関する研究は、“放射線はすべて、どんな低い線量でも生物に対して障害作用をもつ”との考えに沿って行われてきた。これは、どのような量でも生物学的に有害でプラスの効果がなく、有害な効果が量と共に増大するとするしきい値なしの直線モデル(LNT仮説)によるものである[1]。

ホルミシス理論では、少量で極大のプラス効果を持つ刺激が生じ、さらに用量を上げていくと、効果がないゼロ相当点(ZEP:zero equivalent point)に達し、これが“しきい値”とされ、その値を超える場合に有害なマイナス効果が増大する、とされる[1]。

電力中央研究所による放射線ホルミシス効果検証プロジェクト [編集]

1993年、電力中央研究所の原子力技術研究所は、東北大学、東京大学、東邦大学、京都大学など14の研究機関の参加を得て、放射線ホルミシス効果検証プロジェクトをたちあげた[7]。その後、原子力技術研究所は、2000年に低線量放射線研究センターを設立し[10]、2007年には原子力利用における放射線防護体系の構築を進めるため、放射線安全研究センターを発足させた[11]。 このプロジェクトでは、

老化抑制効果
がん抑制効果
生体防御機構の活性化
遺伝子損傷修復機構の活性化
原爆被災者の疾学調査
のカテゴリーで研究され、検討される仮説は以下の通りであった。

SOD(活性酸素を不均化する酵素群)の活性化によって余分な活性酸素が消去されるならば、それは「老化抑制」に寄与する
リンパ球(T細胞)の活性化が生じるならば、それは生体の免疫力を高めて「がん抑制」に寄与する
1.の老化抑制効果の検証研究の結果、ラットを使った実験において、過酸化脂質量は大きくなり、膜流動性は低くなり、SOD量は縮減されることが確認された[7]。 また、活性酸素病の一つである糖尿病に関して、低放射線量放射が、糖尿症状を抑制する結果を得た。

2.のがん抑制効果の検証研究の結果、ラットを使った実験において、15センチグレイの低線量照射を一回行うことで、がん転移率が約40%下がること、また、1回当たり4センチグレイの低線量照射を行うことで、腫瘍の増殖肥大が有意に抑制されることが確認された[7]。


また、通常の放射線治療では、約6000センチグレイの高線量放射線を、30回に分けて患部に局所照射し、がん細胞を殺す方法が採用されている。これに対して、同プロジェクト東北大学グループは、これまでの局所照射方法に加えて、10センチグレイの低線量放射線を週3回の割合で全身に照射し、これを5週間にわたり継続して行う方法を併用したところ、高線量の局所照射を単独に行う場合に比べて、治癒率が有意に向上した[7]。

また、同プロジェクトでは、分子レベル、細胞レベル、個体レベルの三つのレベルにおいての放射線ホルミシス効果が確認された[7]。

分子レベルにおけるホルミシス効果 [編集]
生体を構成する分子レベルにおけるホルミシス効果

抗酸化系酵素活性
SOD活性の亢進
TRXの誘導合成
タンパク誘導合成
ガン抑制遺伝子p53の発現
熱ショックタンパクHSP70の誘導合成
細胞情報伝達系の関与(細胞膜の構造機能の変化)
脂質過酸化の低減
膜流動性の亢進
Na+、K+-ATPase活性の亢進
細胞レベルにおけるホルミシス効果 [編集]
適応応答の誘導
細胞増殖の亢進
染色体異常の低減
遺伝子損傷修復能の促進
免疫細胞の活性化
幼若化反応の亢進
サイトカイン産生の亢進
細胞情報伝達系の関与
細胞間のギャップジャンクションの関与
カルシウムイオンの関与
個体レベルにおけるホルミシス効果 [編集]
さらに「個体レベル」においては、

制がん・抗がん作用
ガン転移の抑制
胸腺リンパ腫の発生低減
活性酸素病に対する効果
高血糖値の降下
放射線抵抗性の獲得
高線量照射に対する生残率の向上
中枢神経系への刺激作用
覚醒刺激としての認識
心理的ストレスの軽減
ヒトの疫学的効果
ガン以外の死亡率の低減
環境放射線の積極的な利用としての放射能泉 [編集]

自然放射線または環境放射線の積極的な利用は、放射能泉ラドン温泉やラジウム温泉で行われてきた。ラドン222の濃度が74ベクレル/リットル以上がラドン温泉であり、ラジウムが1億分の1グラム/リットル以上含まれるのがラジウム温泉である。

オーストリアのバドガシュタインのラドン温泉ではラドン222の濃度が110ベクレル/リットル以上で放射能療養泉と呼ばれる。

オーストリアや日本、ロシアなどではこの放射線ホルミシス理論を根拠に、ラドン温泉(ラジウム温泉)の効用がうたわれ、療養のために活用されるラドン温泉やラドン洞窟が存在する。

問題点 [編集]

2006年、世界保健機構(WHO)は、ラドンの放射線が肺がんの重要な原因であることを警告した[3]。アメリカもWHOに準じており、環境保護庁(EPA)は、ラドンに安全な量というものは存在せず少しの被曝でも癌になる危険性をもたらすものとしている。また、米国科学アカデミーは、毎年15,000から22,000人のアメリカ人が屋内のラドンによる肺がんによって命を落としていると推計する[12]。日本政府は2011年現在、特に警告は発していない。

放射線の医学的利用法については、放射線療法を参照。

理論的課題と評価 [編集]

ラドンの安全基準については、いまだ解明されていない[3]。

理論的には有害作用に対する生物の適応現象と考えられるが、必ずしも再現性が得られず、確立されたものとはいえない。

カリフォルニア大学の生物学者レスリー・レッドパースは、「低用量時にある種の防御メカニズムを刺激するもので概念的にはワクチンに似ている」としている[9]。

ロチェスター大学医科歯科校のバーナード・ワイスは、「高用量での測定に基づく低用量での有害性の推定は間違いのもとになる」と指摘している[9]。

米国立環境健康科学研究所(NIEHS)のクリスチーナ・サイヤーは、エドワード・キャラブレスの主張を支えるために用いられている論理とデータの論文について評価し、その根拠の欠陥を指摘している[9][13]。

ジョーン・ピータソン・マイヤーズは、「ホルメシスは欠陥のある理論」と指摘している[14]。

疫学の専門家アリス・スチュワート医師の調査結果は、放射線に無害な量はないことを示しており、バックグラウンド放射線や低線量条件下において引き起こされた癌の数が放射線防護委員会によって軽視されていたことを示した[15]。

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