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2012年5月

2012年5月11日 (金)

フレスコ友の会

「フレスコ友の会」はフレスコとその技法を、多くの人に知ってもらい、長く伝えていきたいという願いのもとに発足しました。
漆喰の壁を作ってそれが生乾きの内に絵を描くというこの技法は、効率的ではありませんが、石灰の内に顔料を抱え込んでもらいながら、作品を作るという、他の技法では味わえない魅力があります。
一般のフレスコファンも徐々に増えて、フレスコという言葉も少々メジャーになりつつあるのではないでしょうか。
フレスコを描く人々、また、その支持体となる石灰を作るメーカー、その他、コテなどの道具や、スサ、砂などの材料を扱う方々、建築家、建設会社、画廊、美術館、大学、美術団体及び協会、組合等とのネットワークを作って活性化を図って行きたいと考えています。 

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フレスコ友の会 見学会

「フレスコ友の会」見学会報告

旧日比谷図書館及びブリヂストン美術館見学会


日比谷図書文化館及び、ブリジストン美術館ティールーム見学

 フレスコ友の会では、2012年4月7日(土)、旧日比谷図書館(現在日比谷図書文化館)のフレスコ壁画とブリヂストン美術館を見学しました。日比谷図書文化館では、長谷みどりさんに、エントランスのフレスコ壁画について、ブリヂストン美術館では、宮内淳吉氏に、ティールームにある長谷川路可のフレスコ画についてお話を伺いました。その後、開催中の60周年記念展においてこの館の収蔵作品を鑑賞しました。この見学会には15名の方々が参加しました。  

2008年、都立日比谷図書館は開館100周年を迎えましたが、その年に東京都は千代田区へ移管し、2009年、改修工事に入り、2011年11月4日、千代田区立図書文化館としてオープンしました。
三角形の日比谷図書館が建設されたのは1957年(昭和32年)です。

1階ロビーの2点のフレスコ壁画は改修工事に伴って、移動も考えられましたが、壁が構造体であったこと、日比谷図書館が戦後公共図書館建築を代表する特色ある建物として「日本におけるモダン・ムーブメントの建築125選」に選定されているということで、元の場所に保存されました。建設時に美術評論家の柳亮氏を中心とする芸術家の研究集団JANの会員11人によって制作されたフレスコ壁画です。
三角形のモダンな建物の入口から入館し、正面階段の左のフレスコ壁画が「平和の壁」、右が「文化の壁」です。前面に取り付けられていたパイプも除去され整備されて、以前よりも明るくなり、大変見やすくなりました。

壁画のテーマ
「平和の壁」平和を与える五大要素 愛情、自由、良識、奉仕、協和
「文化の壁」文化を与える五大要素 意欲、技術、創造、勤労、蓄積
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その後、ブリヂストン美術館では、ティールームで長谷川路可のフレスコを見学しました。近代日本における、ブオン・フレスコの草分け的存在である、路可が、石橋財団から依頼を受けて、ローマのバチカン市国、美術館内のフレスコ画を模写し、ストラッポして日本に持ち帰ったものの一部が展示されています。現在この美術館では60周年記念展を開催中で、この館の収蔵作品も見学しました。


新しい建物、作品も多く作られる時代ですが、引き継ぎ伝えていくことも非常に大切なことだと思います。

フレスコ友の会代表 大野 彩


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